ひとつの歴史が閉じるとき、私たちは「新しい何か」と出会う


こんにちは、ネイバーシップの井崎です。今回は7月26日(土)に開催する伊那北高校での校舎探究イベントのご案内です。


私たちが活動する長野県上伊那地域では高校再編が進んでいます。2028年には伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校が統合し「伊那新校(仮)」が開校、新校舎が現在の伊那北高校の敷地に建設されます。 

それに伴い、2025年秋から現校舎の解体工事が始まります。第1期は小体育館とプール。創立100年を超える伊那北高校の、現在建つ小体育館が落成したのは1962年。以来多くの人たちの高校生活の舞台となり、多くの人たちの記憶に、あたたかく、さみしく、悔しい、嬉しい気持ちたちと一緒にとどめられています。

1990年の新入生歓迎会
2025年この体育館で最後の入学式

大切にしたい記憶が多いからこそ、失われることへのさみしさがある。けれど、これからの高校生の新しい学び舎ができ、新しい記憶が紡がれることは幸せな未来です。
閉じゆく学び舎を、現役の高校生、卒業した大学生、いつかは高校生だった大人たち、この高校には縁もゆかりもない方々とめぐることで、皆さんと一緒に新しい何かに出会えると思っています。

1969年新設されたプール
1993年水泳授業



閉じゆく学び舎から始まるFeel度WALK :

【Feel度WALKとは】

一般社団法人みつかる+わかる代表理事の市川力氏が考案した探究学習の手法。目的を持たずに歩き、なんとなく目についたものを写真に撮り、それをスケッチするというプロセスから、自身の感度に気づき磨くプログラム。



【講師】

一般社団法人みつかる+わかる代表理事 市川力氏

変化の激しい時代を面白がって生きるマインドを育むために、大人と子どもがともに学び成長する場づくりを行っている。主な著書は『探究する力』(知の探究社)『ジェネレーター 学びと活動の生成(共著)』(学事出版)『知図を描こう あるいてあつめておもしろがる』(岩波ジュニアスタートブックス)


【日時】

2025年7月26日(土)午後13:00~16:30(受付開始12:15~)


【受付】

伊那北高校同窓会館 伊那薫ヶ丘会館

※教職員や部活関係者を除き、お車の校内駐車はできません。お車でお越しの場合は、山寺駐車場などをご利用ください。


【会場】

伊那北高校 小体育館及びプール周辺を中心に校舎敷地内

※北校舎は模擬試験会場のため立ち入り禁止


【持ち物】

上履き、靴を入れる袋、スマホやカメラ


【参加費】

無料

※上伊那地域の高校生の学び支援の寄付を募ります。

【お申込み】
https://forms.gle/MmZZpwoNBaRxjwLs7


「なんとなく」に宿ること:

Feel度WALK では、目的を持たずに歩き、なんとなく目についたものを写真に撮るというプロセスが大切にされています。ところで、私たちが思い出をたどる時には「確かさ」というものは当てにならなくて、おぼろげだけど、その時の風景や空模様、一緒にいた人たちの顔、声、なにがしかの空気感に、忘れていなかった大切ななにか、がある気がします。

今の教育や学びの領域では、あたかも一つの正解があるかのように振る舞うことが求められています。マルとバツで判断できることはもちろん大切ですが、社会に出ることや自分のありたい生き方を実現しようとすることは、一つの正解を求めることとは全く違う道を求めて試行錯誤をする営みです。

なんとなく目についたもの、なんとなく気になったこと、なんだか誰かに伝えたくなったもの。そこには正解などないからこそ、そういった自分の感覚に気づくことが、これからの学びに大切な時間なのだと思っています。

主催:長野県伊那北高等学校同窓会
協力:長野県伊那北高等学校

企画運営:ネイバーシップ(伊那谷探究プロジェクト)



<令和7年長野県地域発元気づくり支援金事業>


文責:井崎